松山は、近代日本の黎明期明治に、俳人正岡子規、大国を相手に日本軍騎兵隊を率いた秋山好古、そして海軍連合船隊を率いた弟の秋山真之を輩出した街として知られています。この歴史ある城下町松山に、第4回TEAと質的探究大会は旅をします。
芭蕉が「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也(月日は永遠の旅人のようなものであり、過ぎては来る 年もまた旅人のようなものである)」と詠んだように、我々は非可逆的な時間の流れの中で、未来に向けて、旅人のように人生径路を歩んでいます。本大会では、「旅するTEA~俳句と心理学の街 松山~」をテーマに掲げ、TEAの理論をもとに、質的探究の豊かさを深め、新たな視点を生み出される場となることを目指しております。また本大会では、第1日目の夜に道後温泉を会場として情報交換会を開催します。TEAという方法論を用いる研究者仲間同士の和やかな交流の場となるよう、身も心も温まる集いを計画しています。
最後に、本大会の準備にご尽力いただております実行委員会のメンバー、関係者の皆さま、そしてご参加くださる皆さまに心より感謝申し上げます。皆さまのご参加およびご発表が本大会を実り多きものにする力となります。松山の地で皆さまとお会いできますことを、心より楽しみにしております。
TEAと質的探究学会 第4回大会実行委員長
番田清美(人間環境大学総合心理学部)