第２回大会のテーマは「TEAでつながる」ですが、TEAを媒介（mediation）として捉えている点が、今回の副テーマである「言語教育」らしさを表していると考えています。複言語・複文化主義では、言語教育の目的はテクスト、コミュニケ―ション、概念などを媒介・仲介する活動（mediating）の促進でもあると考えられています。この媒介活動は、異なる言語間だけではなく、同じ言語間においても起きるものです。第２回年次大会では、TEAと個々の研究の関係性の発展はもちろん、TEAを媒介記号として多様な人、分野、世界観の融合が起き、TEAそのものとTEAを用いる人たちにとって、新たな可能性が芽生え拓く場になればと願っています。多様な背景を持つ方々のご参加を心よりお待ちしております
TEAと質的探究学会 第2回大会実行委員長
北出慶子 (立命館大学）